11日の米株式市場の概況、NYダウ反発 エヌビディア急伸しハイテク株に買い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/09/12 08:11
 11日の米株式市場では、NYダウが前日比124.75ドル高の4万0861.71ドルと反発した。エヌビディア<NVDA>のフアン最高経営責任者(CEO)が次世代半導体「ブラックウェル」に対して旺盛な需要があると指摘したことなどを受けて同社株が大幅高となり、投資家心理を上向かせた。8月の米消費者物価指数(CPI)は、コア指数の前月比が0.3%上昇と市場予想を上回った。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.25%幅の利下げになるとのコンセンサスが固まった。大幅な利下げ観測が後退するなかで、米大統領選挙の候補者によるテレビ討論会で、富裕層への課税強化の姿勢を見せる民主党のハリス副大統領が優位に立ったと受け止めが広がったことは、全体相場の重荷となった。NYダウの下げ幅は700ドルを超える場面があった。

 アメックス<AXP>やハネウェル・インターナショナル<HON>が買われ、IBM<IBM>やインテル<INTC>が堅調推移。AES<AES>が大幅高となった。半面、トラベラーズ<TRV>とプロクター・アンド・ギャンブル<PG>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が下落。マンチェスター・ユナイテッド<MANU>が水準を切り下げ、ゲームストップ<GME>が急落した。

 ナスダック総合株価指数は369.651ポイント高の1万7395.531と大幅に3日続伸した。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>やブロードコム<AVGO>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>が大幅に上昇し、ヴァイキング・セラピューティクス<VKTX>やデイブ&バスターズ・エンターテイメント<PLAY>、コーメディックス<CRMD>が急騰。アップル<AAPL>やマイクロソフト<MSFT>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>も高い。一方、カンタロープ<CTLP>が冴えない展開となり、トランプ・メディア&テクノロジー・グループ<DJT>は大幅安となった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ