アジア株 中国旅行予約サイト携程集団が急騰、中国への外国人観光客が前年比400%増

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/27 14:20
アジア株 中国旅行予約サイト携程集団が急騰、中国への外国人観光客が前年比400%増

東京時間14:05現在
香港ハンセン指数   17791.60(-7.13 -0.04%)
中国上海総合指数  2845.37(-10.15 -0.36%)
台湾加権指数     22142.05(-98.07 -0.44%)
韓国総合株価指数  2691.89(-6.12 -0.23%)
豪ASX200指数    8062.70(-21.82 -0.27%)
インドSENSEX30種  81759.69(+61.58 +0.08%)

アジア株は軒並み下落、前日のナスダックの下げを受けハイテク関連が下落している。ただ、米半導体大手エヌビディアの決算を明日に控え様子見姿勢が強まっており、比較的小動きとなっている。

上海株は軟調。中国7月工業企業利益が昨年末以来の高水準となったことが好感され一時下げ幅を縮小する場面があったが、その後は再び下げ幅を拡大している。中国の景気先行きに対する懸念や米国など西側諸国との関係悪化が懸念されている。カナダ政府は米国に追随して中国の電気自動車に対し100%の関税を課すと発表した。鉄鋼・アルミニウムに対して25%の関税を課すほか、太陽光発電や半導体、鉱物など他の分野に対する関税も計画している。在カナダ中国大使館は中国企業の正当な権利と利益を守るために、あらゆる措置を講じると声明を発表した。

香港株は前営業日終値付近で推移。JDドットコムやアリババ、美団、テンセントホールディングス、シャオミなどハイテク関連が総じて下落している。一方、原油高を好感して中国石油天然気や中国海洋石油、中国石油化工などエネルギー関連は上昇している。

オンライン旅行代理店の携程集団は11%超高、約1カ月ぶり高値をつけている。第2四半期決算の純利益が前年同期比5倍の38億3000万元となったことが好感されている。清明節や労働節、端午節の連休中の旅行需要が回復した。また、海外からの観光客大幅増加の報道も材料視されている。

中国当局によると、今年1月から7月にかけて中国を訪れた外国人観光客は延べ572万2000人と前年比403%増加した。海外からの親戚や友人への訪問数は172万3000人と前年比107.4%増、ビジネス旅行者数は380万3000人と前年比81.5%増加した。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)