21日の米株式市場の概況、NYダウ反発 雇用統計の下方改定受けた利下げ観測支援

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/22 08:12
 21日の米株式市場では、NYダウが前日比55.52ドル高の4万0890.49ドルと反発した。米労働省が今年3月までの1年間の雇用者数に関し、81万8000万人下方修正されるとの推計を公表。米雇用統計の年次改訂を巡る事前の市場予想に比べて下方修正幅は小さなものとなったとはいえ、大幅な引き下げとなっており、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切るうえで追い風となるとの見方をもたらした。7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨も9月の利下げ観測を支持する内容と受け止められ、株式相場を下支えした。

 マクドナルド<MCD>やウォルト・ディズニー<DIS>、スリーエム<MMM>がしっかり。ターゲット<TGT>とトール・ブラザーズ<TOL>が大きく水準を切り上げ、ベクター・グループ<VGR>とTJX<TJX>が急伸した。一方、アメリカン・エキスプレス<AXP>が売られ、メーシーズ<M>が大幅安となった。

 ナスダック総合株価指数は102.050ポイント高の1万7918.987と反発した。エヌビディア<NVDA>とメタ・プラットフォームズ<META>、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>が上伸。プロセプト・バイオロボティクス<PRCT>とB.ライリーファイナンシャル<RILY>が大幅高となった。一方、アルファベット<GOOG>が冴えない展開だった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ