ドル安円高優勢=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/20 21:02
ドル安円高優勢=ロンドン為替概況

 ドル円は東京市場で株高などを好感した円売りが優勢となり、午前の145円80銭台から147円30銭台まで上昇した。ロンドン市場はほぼ高値圏で朝を迎えると、一転してドル売り円買いが優勢となった。ポンドドルでのポンド買いドル売りなどがきっかけとなり、それまでの動きに調整が入った。午前中に146円20銭台まで下げると、その後は146円台半ば前後でもみ合った。

 ポンドドルは昨日海外市場から1.3000手前が重い展開で、東京市場では1.2970台を付けた。ロンドン市場に入って買いが強まり、節目の1.3000前後の売りをこなすと、ポジション調整のポンド買いなどが入り、1.3010台を付けている。ユーロドルは東京市場で1.1088から1.1070台に小幅に下げると、ロンドン朝も1.1072を付けるなど、やや上値が重かったが、ポンドドルでのドル売りもあって1.1089までとわずかながら東京高値を更新する動きを見せた。

 ポンド円は対ドルでのポンド買いよりもドル円の下げの影響が大きく、191円20銭台から190円10銭台を付けた。ユーロ円は163円20銭近くから162円00銭台を付けている。

 4時半に発表されたスウェーデン中銀(リクスバンク)政策金利は、5月以来の利下げを発表。完全に織り込み済みとなっておりインパクトは限定的。声明で年内後2-3回利下げの可能性、6月会合で示したよりも早い利下げとなる可能性などのハト派発言も、クローナ売りは限定的に留まった。

 トルコ中銀は市場予想通り、政策金利を据え置いた。

MINKABU PRESS 山岡和雅

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