外為サマリー:147円台前半で推移、GDP速報値に対する反応限定的

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/15 10:20
外為サマリー:147円台前半で推移、GDP速報値に対する反応限定的  15日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=147円24銭前後と前日の午後5時時点に比べて15銭程度のドル安・円高となっている。

 14日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円33銭前後と前日に比べて50銭弱のドル高・円安で取引を終えた。同日に発表された7月の米消費者物価指数(CPI)でインフレの根強さが示され、米連邦準備理事会(FRB)による大幅利下げ観測が後退したことから一時147円50銭台まで上伸した。

 ただ、この日の東京市場のドル円相場は上昇一服。日経平均株価の堅調さを手掛かりとしたリスク選好的なドル買い・円売りがみられるものの、日本時間今晩に発表される7月の米小売売上高や前週分の米新規失業保険申請件数の結果を見極めたいとする向きが多い様子。内閣府が朝方発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値は前期比年率3.1%増となったが、相場の反応は限定的で147円台前半で推移している。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1010ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円10銭前後と同10銭強のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ