午後:債券サマリー 先物続伸、5年債入札後に持ち直す 長期金利一時0.805%に低下
14日の債券市場で、先物中心限月9月限は続伸した。前日の米国市場で長期債相場が上昇(金利は低下)したことが支援材料となった。朝高後は5年債入札結果への警戒感から売りが膨らみ下げに転じる場面があった。入札は市場の想定通りの弱めの結果となったものの、下値は限られ、売り持ち高を解消する目的の買いが入り持ち直した。岸田首相が9月に予定される自民党総裁選への不出馬を表明したことに対しては、消化難の様相となった。
5年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)5銭で、前回(7月9日)の1銭から拡大した。応札倍率は3.51倍となり、前回の4.26倍から低下した。クーポンが0.4%に切り下がった入札とあって、応札ニーズの乏しさを警戒する向きが多かったが、市場の見立て通り低調な結果となった。
岸田首相が自民党総裁選に出馬しない意向を明らかにしたが、次の自民党総裁が誰になり、金融政策や財政政策にどのような影響を及ぼすことになるのか、不透明との見方が多く、株式市場と同様に消化難となった。日本時間の今晩には7月の米消費者物価指数(CPI)の公表を控えており、5年債入札後のショートカバーが一巡した後は、様子見ムードが強まった。
先物9月限は前営業日比22銭高の145円48銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.035ポイント低い0.810%で推移。一時0.805%に低下した。
出所:MINKABU PRESS
5年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)5銭で、前回(7月9日)の1銭から拡大した。応札倍率は3.51倍となり、前回の4.26倍から低下した。クーポンが0.4%に切り下がった入札とあって、応札ニーズの乏しさを警戒する向きが多かったが、市場の見立て通り低調な結果となった。
岸田首相が自民党総裁選に出馬しない意向を明らかにしたが、次の自民党総裁が誰になり、金融政策や財政政策にどのような影響を及ぼすことになるのか、不透明との見方が多く、株式市場と同様に消化難となった。日本時間の今晩には7月の米消費者物価指数(CPI)の公表を控えており、5年債入札後のショートカバーが一巡した後は、様子見ムードが強まった。
先物9月限は前営業日比22銭高の145円48銭で取引を終えた。新発10年債利回り(長期金利)は同0.035ポイント低い0.810%で推移。一時0.805%に低下した。
出所:MINKABU PRESS
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