小動き きょうは手掛かり材料少なく動意薄 ドル円147円付近=ロンドン為替概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/09 20:14
小動き きょうは手掛かり材料少なく動意薄 ドル円147円付近=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、小動き。きょうは昨日の米新規失業保険申請件数のような注目経済指標の発表は予定されていない。カナダ雇用統計はカナダドルでの局地的な反応にとどまりそうだ。今週の荒れ相場は一服しており、為替市場は相場疲れといったところだ。欧州株や米株先物は堅調に推移。米債利回りは小幅低下。波乱材料はみられず、週末に向けて取引手控えとなっている。ドル円は東京午後に146円台後半に下押しされたあとは147円台前半に値を戻しての揉み合い。ユーロ円も160円台前半から160円台後半へ、ポンド円は187円台前半から187円台後半へと買い戻されている。いずれも前日NY終値付近での揉み合いに落ち着いている。ドルストレートも目立った動きはみられない。ユーロドルは1.09台前半で、ポンドドルは1.27台半ばから後半で上に往って来い。やはり、前日NY終値付近で推移している。コリンズ・ボストン連銀総裁が「経済データが予想通りなら、すぐにでも緩和すること適切」「利下げのタイミングとペースはデータに基づいて決定される」などと述べたが反応薄だった。ドル円にとっては東京市場が三連休となることも動意薄につながっているもよう。

 ドル円は147円付近での取引。東京朝方の147.82近辺を高値に、ロンドン早朝には146.72近辺まで下押し。ロンドン勢の参加したあとは147円台前半に戻しての揉み合いとなっている。前日NY終値水準に回帰しており、水準変化はみられず。日中の値幅も1円強にとどまっており、今週の荒れ相場からはひとまず落ち着いた。

 ユーロドルは1.09台前半での取引。東京午前の1.0912からロンドン朝方の1.0929までのレンジ。ややドル売りの動きがみられたが、足元では前日NY終値付近での揉み合いに落ち着いた。ユーロ円はドル円と同様に、東京朝方の161.38近辺を高値に、ロンドン早朝には160.23近辺まで下落。その後は160円台半ばから後半へと下げ渋っている。対ポンドでもユーロ売りが先行も、足元では買い戻されている。

 ポンドドルは1.27台半ばでの取引。東京午前の1.2736近辺を安値にロンドン序盤には1.2772近辺まで買われた。その後は1.27台半ばと前日NY終値付近に押し戻されての揉み合いに。ポンド円は東京朝方の188.43近辺を高値に、ロンドン朝方には187.05近辺まで下落。その後は前日NY終値187.73レベルを挟んで売買が交錯している。ユーロポンドは0.8570から0.8550で下に往って来い。いずれの通貨ペアも明確な方向性は示していない。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明 

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

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