明日の為替相場見通し=米株式相場にらみの展開
今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、米株式相場の動向をにらみながらの展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=144円00銭~147円00銭。
8日の東京市場でドル円相場は荒い動きだった。朝安の日経平均株価が切り返す場面ではリスク選好的なドル買い・円売りが流入し、一時146円80銭台に強含んだものの株価が失速すると145円90銭台まで下押した。相場の変動率(ボラティリティ)が高まっていることから積極的には手を出しにくく、流動性が低下していることから株価に対する反応が大きくなっている。日銀の内田真一副総裁が7日の講演で「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べたことで、過度な追加利上げ観測は後退しているが、この日の朝方に日銀が公表した7月30~31日開催分の金融政策決定会合の主な意見では「経済・物価の反応を確認しつつ、適時かつ段階的に利上げしていく必要がある」との発言があり、金融政策の先行きは依然として不透明だ。こうしたなか、注目されるのが日本時間今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数や6月の米卸売売上高で、米景気懸念が再び強まるようだと米株式相場の下落とともにリスク回避目的のドル売り・円買いが優勢となるだろう。
出所:MINKABU PRESS
8日の東京市場でドル円相場は荒い動きだった。朝安の日経平均株価が切り返す場面ではリスク選好的なドル買い・円売りが流入し、一時146円80銭台に強含んだものの株価が失速すると145円90銭台まで下押した。相場の変動率(ボラティリティ)が高まっていることから積極的には手を出しにくく、流動性が低下していることから株価に対する反応が大きくなっている。日銀の内田真一副総裁が7日の講演で「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べたことで、過度な追加利上げ観測は後退しているが、この日の朝方に日銀が公表した7月30~31日開催分の金融政策決定会合の主な意見では「経済・物価の反応を確認しつつ、適時かつ段階的に利上げしていく必要がある」との発言があり、金融政策の先行きは依然として不透明だ。こうしたなか、注目されるのが日本時間今晩に発表される前週分の米新規失業保険申請件数や6月の米卸売売上高で、米景気懸念が再び強まるようだと米株式相場の下落とともにリスク回避目的のドル売り・円買いが優勢となるだろう。
出所:MINKABU PRESS
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