*08:04JST NYの視点:【来週の注目イベント】米緊急利下げ観測も浮上、ISM非製造業景況指数は拡大域に改善で不透明性強まる
先週末に米労働省が発表した米7月雇用統計を受けて大幅利下げ観測が浮上した。景気が一気に悪化し景気後退入り懸念も強まり、連邦準備制度理事会(FRB)が9月連邦公開市場委員会(FOMC)を待たず、緊急利下げ観測も浮上した。ペンシルベニア大学ウォートン校のジェレミー・シーゲル教授はインタビューで、連邦公開市場委員会(FOMC)は75ベーシスポイントの緊急利下げを実施するべきだと、主張。さらに、9月会合で同じく75BPの利下げを追加するのが適切だと訴えた。速やかに政策を正常化すべきとの見方。
一方、7月の雇用の伸びは11.4万人と6月の17.9万人から鈍化したものの、依然増加している。シカゴ連銀のグールズビー総裁は5日、インタビューで、「雇用統計はまだ、景気後退を示していない」と指摘。「FRBの仕事はひと月分のデータに反応することではない」と、1カ月のデータを受けて過剰に反応することに対し、注意を促した。
また、米供給管理協会(ISM)が発表した7月ISM非製造業景況指数は51.4と、6月48.8から予想以上に活動拡大域に回復した。同指数の仕入れ価格は57.0と、6月56.3から低下予想に反して上昇し、インフレが根強い可能性も示唆。サービス業の雇用は51.1と、予想外に1月来の拡大域に改善し、昨年9月来で最大となった。消費の底堅さを再表明する結果となった。
9月連邦公開市場委員会(FOMC)までにはまだいくつかの重要指標が発表されるが、動向を注視する展開が続く。
■米・7月ISM非製造業景況指数:51.4(予想:51.0、6月:48.8)
●仕入れ価格:57.0(予想55.1、6月56.3)
●雇用:51.1(予想46.4、6月46.1)1月来の拡大域に改善し、昨年9月来で最大。
<NH>
一方、7月の雇用の伸びは11.4万人と6月の17.9万人から鈍化したものの、依然増加している。シカゴ連銀のグールズビー総裁は5日、インタビューで、「雇用統計はまだ、景気後退を示していない」と指摘。「FRBの仕事はひと月分のデータに反応することではない」と、1カ月のデータを受けて過剰に反応することに対し、注意を促した。
また、米供給管理協会(ISM)が発表した7月ISM非製造業景況指数は51.4と、6月48.8から予想以上に活動拡大域に回復した。同指数の仕入れ価格は57.0と、6月56.3から低下予想に反して上昇し、インフレが根強い可能性も示唆。サービス業の雇用は51.1と、予想外に1月来の拡大域に改善し、昨年9月来で最大となった。消費の底堅さを再表明する結果となった。
9月連邦公開市場委員会(FOMC)までにはまだいくつかの重要指標が発表されるが、動向を注視する展開が続く。
■米・7月ISM非製造業景況指数:51.4(予想:51.0、6月:48.8)
●仕入れ価格:57.0(予想55.1、6月56.3)
●雇用:51.1(予想46.4、6月46.1)1月来の拡大域に改善し、昨年9月来で最大。
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