ドル円、147円台まで急落 米雇用統計で先行き懸念が更に強まる=NY為替序盤
きょうのドル円はNY時間に入って売りが加速しており、147円台まで急落している。先ほど発表になった7月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が予想を大きく下回り、失業率も悪化した。
前日は弱いISM製造業景気指数を受けて、市場はFRBの利下げ期待ではなく、景気の先行き懸念を強め、リスク回避の雰囲気が強まっていた。その意味でも本日の米雇用統計は注目されたが、その懸念をさらに強める内容となっている。
今回の米雇用統計を受けて市場は、9月のFRBの0.50%ポイントの大幅利下げを織り込む動きまで出ている。今週のFOMC後の会見でパウエル議長は大幅利下げは否定していた。また、FRBの動向に敏感な米2年債利回りが、10年債に引き続き4%を割り込んでいる。
ドル円は148円台半ばに2023年1月からの上昇相場の下値支持線が来ている。テクニカル勢も動向を注目していたが、米雇用統計の発表でその水準をブレイクし、200日線からの下方かい離も拡大していることから、値ごろ感の押し目買いと同時に、下値警戒をさらに高めそうな展開が見られている。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
2日(金)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
前日は弱いISM製造業景気指数を受けて、市場はFRBの利下げ期待ではなく、景気の先行き懸念を強め、リスク回避の雰囲気が強まっていた。その意味でも本日の米雇用統計は注目されたが、その懸念をさらに強める内容となっている。
今回の米雇用統計を受けて市場は、9月のFRBの0.50%ポイントの大幅利下げを織り込む動きまで出ている。今週のFOMC後の会見でパウエル議長は大幅利下げは否定していた。また、FRBの動向に敏感な米2年債利回りが、10年債に引き続き4%を割り込んでいる。
ドル円は148円台半ばに2023年1月からの上昇相場の下値支持線が来ている。テクニカル勢も動向を注目していたが、米雇用統計の発表でその水準をブレイクし、200日線からの下方かい離も拡大していることから、値ごろ感の押し目買いと同時に、下値警戒をさらに高めそうな展開が見られている。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
2日(金)
現行付近にはなし
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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