坪田ラボ Research Memo(6):メガネやサプリメントなどのコモディティ製品もパートナー企業と共同開発進める

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/26 14:06
*14:06JST 坪田ラボ Research Memo(6):メガネやサプリメントなどのコモディティ製品もパートナー企業と共同開発進める ■坪田ラボ<4890>のパイプラインの動向

2. コモディティ製品
薬事承認や認証取得が不要なコモディティ製品については、サプリメントからメガネ、情報端末、照明機器まで様々な製品の開発が進んでおり、その一部は販売されている。例えば、ジンズホールディングスでバイオレット光透過型のメガネレンズ「JINS VIOLET+」や、ドライアイ予防のための目周りの保湿機能を実装したメガネフレーム「JINS PROTECT MOIST」を販売しているほか、サプリメントとしてロート製薬が「ロートクリアビジョンジュニア」を販売している。また、NECパーソナルコンピュータ(株)が40周年記念モデルとして発売したノートPC「LAVIE NEXTREME Infinity(限定モデル)」にバイオレットライトLEDが搭載された。

そのほか、新規パイプライン(TLG-019)として2023年5月より、麻布大学獣医学部、ジャペル(株)などと共同でバイオレット光を活用した老齢犬の認知機能低下予防とその早期介入を目的としたパイロット試験を開始した。ジャペルが運営する老犬・老猫ホーム「あにまるケアハウス」で機能の低下が見られる老齢犬を対象に、個体の変化を活動量、認知機能評価シートなどで評価し、同時に目の安全性も確認する。同研究に関しては、2023年9月に中小企業庁による令和5年度成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)の第2回公募に採択されている(事業期間3年、助成金額(上限額):単年度45百万円以下)。同社は助成金を活用して、認知機能改善を目的とした新たなバイオレット光照射装置を開発し、動物実験を進めていくとともにプロトタイプの改良にも取り組む。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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