午前:債券サマリー 先物は続落、日銀会合での利上げを警戒

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/25 11:41
 25日の債券市場で、先物中心限月9月限は続落。日銀が30~31日に開く金融政策決定会合での利上げが警戒されるなか、寄り付き直後には142円42銭まで下押した。

 ロイター通信が24日に「日銀は30~31日の金融政策決定会合で、今後1~2年の国債買い入れの減額方針を決定するとともに経済・物価情勢を点検し、追加利上げの要否について議論する」と報じたことを受け、国内金利の先高観から売りが先行。24日の米長期債相場が下落(金利は上昇)したことも重荷となった。ただ、債券先物は前日まで6日続落していたことから値ごろ感が意識されやすく、朝方の売りが一巡したあとは下げ渋り。日経平均株価の大幅安が安全資産とされる債券の下支えとなった面もあった。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比14銭安の142円66銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時1.100%と今月3日以来の水準をつけたあと、前日比0.005%上昇の1.080%で推移している。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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