◆ “揺れ動き”こそ見られたものの… - “膠着”変わらず
昨日未明に流れた「バイデン大統領、大統領選から撤退」との報は、次第に“トランプ楽勝ムード後退”として「トランプトレード巻き戻し」へとつながりました。
このため投資家のリスク許容度は低下する中、日経平均が“4万円割れ”となったこともあり、“リスク回避→円買い戻し”が先行しました。
こうして東京タイム中盤(14時頃)に始まった“円買い”の流れは、欧州タイム序盤(16時前)には“156.276円”へとドル円を押し下げました。
一方で“4ヶ月ぶりの低水準(4.14%)”を17日につけた米10年債利回りは、その後は“緩やかな上昇”を続けています。
このため“金利選好→ドル買い”は継続しており、主要通貨内でのドルのパフォーマンスは“まずまず(4番目)”といった状況にあります。
このため“一方通行的に動き”に発展することはなく、“157円前半(戻り高値は157.171円)”へと押し戻されると、概ねそのまま水準にて昨日の取引を終えています。
◆ 本日も“同様の展開”と見るべき…?
こうして“揺れ動き”こそすれども、一日を通して見れば“膠着”となるなど、“方向感定まらず”は継続しています。
そうなると主だった材料が見当たらない本日も“同様の展開”が想定されるところです。
前記「トランプトレード巻き戻し」に関しては、ハリス副大統領の政策等が見えてこない以上、“本格的な巻き戻し”につながるかは微妙なところ…?
一方で「日銀会合(31日)」への思惑も割れているとあっては、なおさら“一方向への動意”は想定しづらい…?
「FOMC」は“据え置き”がほぼ確実視されているものの、すでに“その先”を見据えるマーケットにとっては材料視されづらい…?
昨日欧州タイム序盤に強まった“円買い(戻し)”は少々気になるものの、本日も基本は“膠着”、つまり“下値は堅いが、上値も重い”を地で往く展開と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
158.253(7/10~7/17の38.2%戻し、週足・一目均衡表転換線)
158.058(50日移動平均線、大台)
157.862(7/19高値)
上値5:157.718(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値4:157.618(7/22高値)
上値3:157.488(7/19~7/22の76.4%戻し)
上値2:157.256(7/19~7/22の61.8%戻し)
上値1:157.171(7/22安値後の戻り高値)
前営業日終値:157.067(大台)
下値1:156.829(7/22安値後の38.2%押し)
下値2:156.724(7/22安値後の50%押し)
下値3:156.618(7/22安値後の61.8%押し)
下値4:156.356(ピボット1stサポート)
下値5:156.276(7/22安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、7/18~7/19の61.8%押し水準)
155.955(7/18~7/19の76.4%押し、大台)
155.883(日足・一目均衡表先行スパン下限、-2σ)
《10:45》
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