ベストワン、今期経常を53%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2024/07/23 11:30
 ベストワンドットコム <6577> [東証G] が7月23日昼(11:30)に業績・配当修正を発表。24年7月期の連結経常利益を従来予想の1億7500万円→2億6800万円(前期は1500万円)に53.1%上方修正し、増益率が12倍→18倍に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億2800万円→3億2100万円(前年同期は1億0500万円)に40.8%増額し、増益率が2.2倍→3.1倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は無配)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  6月にチャーターしたコスタセレーナ金沢発着クルーズの催行が無事完了しました。前回発表時の予想値は、同チャータークルーズを加味しておりませんでしたので、それを加味した上で、連結売上高、連結営業利益、連結経常利益の下限を引き上げることといたしました。 なお、7月の月次決算において、依然不確定要素が多く、レンジでの開示が妥当と判断しておりますため、修正内容を連結売上高、連結営業利益、連結経常利益の各下限の引き上げのみに留めております。また、親会社株主に帰属する当期純利益を算出するにあたっては税効果を考慮する必要があるのですが、その計算根拠となる2025年7月期の予算数値を算出することが現時点においても困難なため、親会社株主に帰属する当期純利益の予想数値を算出することができず、引き続き、非開示といたします。 クルーズ需要の大幅な回復やチャータークルーズの貢献により、連結売上高、連結営業利益、連結経常利益において、過去最高値であった2019年7月期を大幅に超える見込みとなっております。また、クルーズ需要の上昇トレンドは今後も継続すると予想しております。

  当社グループは、経営基盤の長期安定化に向けた財務体質強化及び事業の継続的な発展を目指すべく、内部留保の充実を重要な課題ととらえ、これまで金銭による配当を実施したことはありませんが、一方で、成長投資や内部留保とのバランスを保ちながら、収益の増加に連動した配当を行うことを基本方針としております。2024年6月12日に、今後の業績拡大を見越した上で、株主還元の一環として、当社グループとしては初めての配当を行うことを決定いたしましたが、本日開示いたしました、2024年7月期通期連結業績予想の下限の上方修正に伴い、10円から15円への増配を行うことといたしました。
配信元: 株探

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