エヌピーシーが大幅続伸、「トランプラリー」の一服で買い戻し優勢
エヌ・ピー・シー<6255.T>が大幅続伸している。同社は太陽電池製造装置を手掛けており、米太陽電池メーカーのファースト・ソーラー<FSLR>を主要取引先に持つ。11月の米大統領選を巡り、バイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明。ハリス副大統領が民主党候補になるとの見方が広がっている。金融市場ではトランプ前大統領が勝利するとの観測がなお根強い状況にあるが、今後の情勢を見極めたいとしていったん「トランプラリー」を前提として構築したポジションを解消しようとする動きが出ている。民主党側は再生可能エネルギーや水素、電気自動車(EV)の普及などを重点政策としているとあって、エヌピーシーの今後の事業に対する悲観的な見方が和らいだようだ。22日の取引終了後には英バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズとその共同保有者がエヌピーシー株について、新たに5%を超えて保有していることも判明。証券業務及び付随業務としての保有ではあるが、海外投資家が同社株を選好したとの思惑を広げる形となり、買いを誘う要因となった。
出所:MINKABU PRESS
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