【来週の注目材料】米GDPは好調さを維持する見込み=米第2四半期GDP
【来週の注目材料】米GDPは好調さを維持する見込み=米第2四半期GDP
25日に米第2四半期GDPの速報値が発表されます。
第1四半期は速報時点で前期比年率+2.5%と好調であった個人消費が、確報値で+1.5%まで下方修正されたこともあり、全体で+1.4%の伸びと、2023年第4四半期の+3.4%を大きく下回りました。設備投資が+4.4%と好調。住宅投資も+16.0%と大きな伸びとなりましたが、輸入の拡大による貿易赤字などが全体を押し下げました。
今回は+1.9%と伸びが強まると見込まれています。個人消費が+1.8%と回復を見せることなどが全体を押し上げると期待されます。個人消費動向を示す6月の米小売売上高が予想を大きく上回る伸びを示すように、米GDPの約7割を占める個人消費の底堅さが全体を支える見込みです。
9月の米利下げ開始自体はほぼ完全に織り込まれており、しっかりした米国の経済成長が示されたとしても、大きな影響が出ないとみられますが、年3回の利下げ見通しが後退する形でいったんドル買いとなる可能性があります。現在短期金利市場の織り込みをみると、9月と12月の利下げを完全に織り込み、11月については意見が分かれている状況だけに、強弱いずれにしても予想からの乖離があると反応しやすくなっています。
MINKABUPRESS 山岡
25日に米第2四半期GDPの速報値が発表されます。
第1四半期は速報時点で前期比年率+2.5%と好調であった個人消費が、確報値で+1.5%まで下方修正されたこともあり、全体で+1.4%の伸びと、2023年第4四半期の+3.4%を大きく下回りました。設備投資が+4.4%と好調。住宅投資も+16.0%と大きな伸びとなりましたが、輸入の拡大による貿易赤字などが全体を押し下げました。
今回は+1.9%と伸びが強まると見込まれています。個人消費が+1.8%と回復を見せることなどが全体を押し上げると期待されます。個人消費動向を示す6月の米小売売上高が予想を大きく上回る伸びを示すように、米GDPの約7割を占める個人消費の底堅さが全体を支える見込みです。
9月の米利下げ開始自体はほぼ完全に織り込まれており、しっかりした米国の経済成長が示されたとしても、大きな影響が出ないとみられますが、年3回の利下げ見通しが後退する形でいったんドル買いとなる可能性があります。現在短期金利市場の織り込みをみると、9月と12月の利下げを完全に織り込み、11月については意見が分かれている状況だけに、強弱いずれにしても予想からの乖離があると反応しやすくなっています。
MINKABUPRESS 山岡
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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