カナダ中銀、利下げ開始が少し遅れたとの指摘も=NY為替
きょうのカナダドルは売り優勢となっており、ドルカナダは1.36加ドル台後半に上昇。一方、カナダ円も115円台に値を落としており、パウエル議長の発言を受けて瞬間的に115.10円近辺まで下落する場面も見られた。
来週の24日にカナダ中銀の政策委員会の結果が発表になる。市場は9月の追加利下げを有力視しているが、7月の可能性も十分にあると見ているようだ。本日はカナダ中銀が四半期ごとに実施する企業・家計調査の結果を公表していたが、エコノミストは、今回の調査結果は利下げ開始が少し遅れたことを示唆していると指摘している。調査では企業も家計もインフレ鈍化を予想しており、家計が特に必需品以外の支出を控える中、企業の売上高見通しも鈍いことが示された。
特に企業の見通し調査では、将来の売上高を示す指標はGDPのマイナスと一致し、下振れしていると指摘。また、企業の雇用意欲も民間雇用の伸び悩みとも一致しているという。一方、家計の見通し調査によると、今後状況が悪化すると予想する割合が増加。金融政策が引き締め過ぎだったという。
明日はカナダの6月の消費者物価指数(CPI)が公表されるが、その内容が7月の動向を決めてくれる可能性もありそうだ。
USD/CAD 1.3676 CAD/JPY 115.44
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
来週の24日にカナダ中銀の政策委員会の結果が発表になる。市場は9月の追加利下げを有力視しているが、7月の可能性も十分にあると見ているようだ。本日はカナダ中銀が四半期ごとに実施する企業・家計調査の結果を公表していたが、エコノミストは、今回の調査結果は利下げ開始が少し遅れたことを示唆していると指摘している。調査では企業も家計もインフレ鈍化を予想しており、家計が特に必需品以外の支出を控える中、企業の売上高見通しも鈍いことが示された。
特に企業の見通し調査では、将来の売上高を示す指標はGDPのマイナスと一致し、下振れしていると指摘。また、企業の雇用意欲も民間雇用の伸び悩みとも一致しているという。一方、家計の見通し調査によると、今後状況が悪化すると予想する割合が増加。金融政策が引き締め過ぎだったという。
明日はカナダの6月の消費者物価指数(CPI)が公表されるが、その内容が7月の動向を決めてくれる可能性もありそうだ。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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