ファストリ、今期最終を14％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も50円増額

　ファーストリテイリング <9983> [東証Ｐ] が7月11日大引け後(15:01)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結最終利益は前年同期比31.2％増の3128億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3200億円→3650億円(前期は2962億円)に14.1％上方修正し、増益率が8.0％増→23.2％増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結最終利益も従来予想の1240億円→1690億円(前年同期は1428億円)に36.3％増額し、一転して18.4％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の350円→400円に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比37.4％増の1169億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の16.3％→18.9％に上昇した。

株探ニュース