日経VI:上昇、短期的な高値警戒感が継続

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/10 16:05
*16:05JST 日経VI:上昇、短期的な高値警戒感が継続 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比+0.32(上昇率1.83%)の17.79と上昇した。なお、高値は17.84、安値は17.32。今日の東京市場はやや売りが先行し、日経225先物は下落して始まったが、下値を売り急ぐ動きは見られず、午前は昨日の終値を挟んだ動きとなった。日経225先物は昨日770円上昇し、過熱感が強まったが、午前の時間帯は株価が落ち着いた動きとなったことから市場では安心感が広がった。ただ、短期的な高値警戒感が引き続き意識され、午後に日経225先物が堅調な動きになると、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは上昇幅を広げる動きとなった。

日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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配信元: フィスコ