続落、ハリケーンによる被害は限定的=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/10 05:42
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=81.41(-0.92 -1.12%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。米テキサス州に上陸したハリケーン「ベリル」による被害が伝わっているが、浸水や一時的な停電にとどまっており、今のところ供給に大きな混乱が生じていないことが重しとなった。ただ、調査会社アーガスによると石油企業は被害の確認作業を継続しており、マラソン・ペトロリアムやバレロ・エナジーのガルベストンの製油所では減産が発生する可能性がある。このマラソン・ペトロリアムの製油所は全米最大級で、日量63万1000バレルの精油能力がある。

 時間外取引で8月限は売りがやや優勢。通常取引開始後は下げ幅を一時消す場面はあったが上値は重く、81.25ドルまで下落した。

MINKABU PRESS

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