午前:債券サマリー 先物は反発、朝方の売り一巡後は切り返す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/09 11:37
 9日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。前日の軟調地合いを引き継ぐかたちで始まったものの、朝方の売りが一巡したあとは切り返す動きとなった。

 前日の米長期債相場が横ばいで手掛かり材料に乏しいなか、日銀の政策正常化を意識した売りが先行した。ただ、追随する動きはなく、債券先物は寄り付き直後に142円65銭をつけたあとは押し目買いで切り返した。とはいえ、9~10日には日銀が国債買い入れの減額計画を巡って債券市場参加者会合を開くほか、米国ではパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が9~10日に議会証言を行うことから模様眺めムードが広がりやすかった。なお、この日は財務省による5年債入札が実施される。

 午前11時の先物9月限の終値は、前日比7銭高の142円80銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の1.080%で推移している。

出所:MINKABU PRESS
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