*07:42JST NYの視点:NY連銀インフレ期待は2カ月連続で鈍化、FRBの利下げを後押し
NY連銀が発表した6月の消費者調査で、1年インフレ期待は3.02%と、5月3.17%から低下した。2カ月連続の低下。ただ、予想3.01%を若干上回った。3年インフレ期待は2.93%と、前月2.76%から上昇し、年初来最高水準となった。5年インフレ期待は2.83%と、前月3%から低下した。
消費者は住宅など物の価格上昇見通しを下方修正。来年の住宅価格は3%上昇予想と、5月の3.3%から伸び鈍化を予想している。消費者はガス、食品、医療費、賃貸の伸びも今後12カ月鈍化すると予想している。中期の3年のインフレ期待は上昇。連邦準備制度理事会(FRB)が特に重要視している長期5年のインフレ期待は低下しており、FRBの利下げを後押しする結果となり、ドルの上昇も一服する可能性がある。
今週11日に発表が予定されている6月消費者物価指数(CPI)は前年比で+3.1%と、5月+3.3%から伸びが鈍化し、1月来の低水準の伸びが予想されている。FRBがよりインフレ指標として注視している食品やエネルギーを除いたコア指数は+3.4%で変わらず。
FRBのパウエル議長は金融政策や経済に関し、半年に一度の議会証言を今週予定している。9日には上院銀行委員会、10日には下院金融サービスで証言する。議長は特に民主党議員からの利下げ圧力や銀行規制を巡る質問に直面すると見られる。
<CS>
消費者は住宅など物の価格上昇見通しを下方修正。来年の住宅価格は3%上昇予想と、5月の3.3%から伸び鈍化を予想している。消費者はガス、食品、医療費、賃貸の伸びも今後12カ月鈍化すると予想している。中期の3年のインフレ期待は上昇。連邦準備制度理事会(FRB)が特に重要視している長期5年のインフレ期待は低下しており、FRBの利下げを後押しする結果となり、ドルの上昇も一服する可能性がある。
今週11日に発表が予定されている6月消費者物価指数(CPI)は前年比で+3.1%と、5月+3.3%から伸びが鈍化し、1月来の低水準の伸びが予想されている。FRBがよりインフレ指標として注視している食品やエネルギーを除いたコア指数は+3.4%で変わらず。
FRBのパウエル議長は金融政策や経済に関し、半年に一度の議会証言を今週予定している。9日には上院銀行委員会、10日には下院金融サービスで証言する。議長は特に民主党議員からの利下げ圧力や銀行規制を巡る質問に直面すると見られる。
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