日経VI:小幅に低下、株価底堅いが米雇用統計への警戒感も

配信元:フィスコ
投稿:2024/07/05 16:05
*16:05JST 日経VI:小幅に低下、株価底堅いが米雇用統計への警戒感も 日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比-0.08(低下率0.48%)の16.76と小幅に低下した。なお、高値は17.10、安値は16.70。昨日の米市場が休場で手掛かり材料に乏しい中、今日の東京市場は売り買いが交錯して始まった。取引開始後、日経225先物は上値は重いものの下値の堅い展開となり、市場の安心感となった。一方、今晩発表される6月の米雇用統計に対する警戒感もあり、市場心理が一方向に大きく傾くことはなく、日経VIは概ね昨日の水準近辺での推移となった。

日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

<SK>
配信元: フィスコ