◆ “神経質な揺れ動き”も… - 結局“161円台”
昨日も“年初来高値を更新(161.951円)”する場面が見られるなど、「円売り安心感」は根強いものがありました。
ただし“162円回復”には至っておらず、その後は“利益確定売り”が上値を押さえています。
一方で注目の米経済指標は「経済減速」を示す内容が多く、「早期利下げ観測」は再燃しつつあります。
このためNYタイムには米10年債利回りが“急低下(→4.33%)”する場面が見られ、つれてドル円も“160.766円”へと下落する場面が見られました。
ただ冒頭で記した「円売り安心感」は根強く、すぐさま“161円後半”へと押し戻されて、昨日の取引を終えています。
◆ さらに本日は“同様の展開”を意識せざるを得ない…?
こうして“下値は堅いが、上値も重い”を地で往く展開の中、ドル円は“神経質な揺れ動き”を強いられているのが実状といえます。
特に本日は「米国休場(独立記念日)」となるだけに、こうした動きはさらに強まると見るのが自然といえます。
“積極的な売買”が手控えられ、“一方向への動意”につながる展開も期待薄…。
それでいて場合によっては“もう一段の利益確定売り(ポジション調整)”が入らないとも限りませんが、「円売り安心感」は如何ともしがたいものがある…。
波乱要因となり得るのは「英総選挙」ですが、開票作業は“明日(6日)”という時間軸を踏まえれば、材料視されづらいと見るのが妥当でもあります。
テクニカル的には“上昇往き過ぎ”が明確なドル円ですが、「円売り安心感」を背景にして、本日も“下値は堅いが、上値も重い”と見ておくべきかもしれませんね。
“神経質な揺れ動き”を想定しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
163.373(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:163.000(大台)
上値4:162.835(+2σ)
上値3:162.700(86/12/23高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:162.188(ピボット1stレジスタンス)
上値1:161.951(7/3高値《年初来高値》、大台)
前営業日終値:161.714
下値1:161.372(7/3安値後の38.2%押し)
下値2:161.266(7/2安値、7/3安値後の50%押し)
下値3:161.141(7/3安値後の61.8%押し)
下値4:161.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:160.892(+1σ)
160.730(7/1安値、7/3安値、6/24~7/3の38.2%押し水準)
160.333(6/24~7/3の50%押し、6/12~7/3の23.6%押し、日足・一目均衡表転換線)
160.262(6/28安値、ピボット2ndサポート)
159.951(6/24~7/3の61.8%押し、大台)
159.818(ピボットローブレイクアウト)
《10:55》
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