午前:債券サマリー 先物は反発、米債券高が波及

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/07/03 11:13
 3日午前の債券市場で、先物中心限月9月限は反発した。前日の米国市場で長期債価格が上昇(金利は低下)した流れが円債相場に波及した。

 米国では米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による講演内容が伝わった。ディスインフレ傾向の再開を指摘する一方、今後についてはデータを見極める姿勢を示した。米国の債券市場では目立った反応はなく、米国債にはポジション調整目的の買いが入った。

 日銀は3日午前、「残存期間1年以下」と「同1年超3年以下」、「同3年超5年以下」、「同10年超25年以下」を対象とする国債買い入れオペを通告した。オファー額はいずれも前回から据え置かれた。

 先物9月限は前営業日比9銭高の142円51銭で午前の取引を終えた。新発10年債(第375回債)の利回りは1.095%で推移。一時1.100%をつける場面があった。

出所:MINKABU PRESS
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