*14:01JST バルテスHD Research Memo(11):新中期経営計画を発表、5つの重要戦略を推進する(2)
■バルテス・ホールディングス<4442>の中長期の成長戦略
3. 基本戦略(コンセプトと目指す姿)
既述した「5つの基本戦略」の詳細と今後の施策は以下のようになっている。
(1) ソフトウェアテスト戦略
コンセプトとしては、上流~下流までバルテス品質を届けるトータルテストサービスを提供する。
目指す姿は、a)上流工程(要件定義や基本設計)からのコンサルティング、テストを見据えた無駄のないソフトウェア開発の支援、b)エンタープライズ領域を重点ターゲットとし、ドメインノウハウと実績を蓄積し競争優位性を図る。
重点戦略としては、a)エンタープライズ領域の顧客開拓に向けたマーケティング・営業施策の強化、b)エンジニア採用、c)ビジネスパートナー(ビジネスパートナー・外部人材)の開拓、d)PM層/ハイレイヤーの確保、新部署の設置・教育の強化、e)エンジニアの生産性向上、f)組織の複数化によるマネジメントの向上、などを推進する。
(2) ツール戦略
コンセプトとしては、ソフトウェア品質向上のトータルサポート企業として、ツールを通じてすべての工程の品質向上に寄与する。
目指す姿は、a)ソフトウェアテストの上流から下流までツール連携によるホールプロダクトで価値提供をする、b)ロータッチモデルで人を介さず数を獲得する。
重点戦略としては、a)ホールプロダクトの具現化、b)具現化計画の立案、c)開発計画のスピード・バージョンアップ、d)マーケティング施策、e)専門販売部隊の設置、などを推進する。
(3) バルカレ(教育)戦略
コンセプトとしては、唯一無二の教育プラットフォームでソフトウェアテスト分野の品質向上に貢献する。
目指す姿は、a)開発エンジニアのスキル・知識向上に向けた、ソフトウェアテストに関する各種教育コンテンツの提供(講座、e-ラーニング 等)、b)履修者に対する認定制度、c)バルテスのコーポレートブランディング、教育サービスのブランディングにより「認定=バルテス品質」として波及させる。
重点戦略としては、a)受講者(開発エンジニア)獲得・マーケティングの強化、b)エンドユーザー(二次ターゲット)へのブランディング、c)コンテンツ数の充実化、などを推進する。
(4) セキュリティ戦略
コンセプトとしては、セキュリティ対策におけるバリューチェーン強化によるワンストップサービスの提供。
目指す姿は、a)開発段階から公開後まで一気通貫のセキュリティサービスの提供、b)サービス単体(点)ではなく、複合的サービス(線)としてのブランド価値を提供、c)自社の診断員の増強のみならず、診断員の教育を外部への提供価値へ。
重点戦略としては、a)診断員の教育による人員増強、b)診断員育成の教育コンテンツの提供、c)セキュリティサービスの拡充、などを推進する。
(5) 開発事業戦略
コンセプトとしては、ホールディングス体制の深化によるグループ間連携の拡充。
目指す姿は、a)グループ内教育・ローテーションでボトルネックを解消し、顧客課題への早期対応を目指す、b)グループを横断する組織体制で顧客課題解決に向けた総合的ソリューションを提供。
重点戦略としては、a)グループエンジニア教育、事業間ローテーション(テスト含む)を進める、b)グループターゲット顧客の潜在的課題・ニーズを分析し、総合的ソリューションを開発する、c)グループ横断的営業部門の強化・拡大、d)M&Aによる顧客課題解決、新技術及び新サービス獲得、エンジニアの補強、e)テスト事業で培った採用スキームで、グループエンジニアの採用強化、などを推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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3. 基本戦略(コンセプトと目指す姿)
既述した「5つの基本戦略」の詳細と今後の施策は以下のようになっている。
(1) ソフトウェアテスト戦略
コンセプトとしては、上流~下流までバルテス品質を届けるトータルテストサービスを提供する。
目指す姿は、a)上流工程(要件定義や基本設計)からのコンサルティング、テストを見据えた無駄のないソフトウェア開発の支援、b)エンタープライズ領域を重点ターゲットとし、ドメインノウハウと実績を蓄積し競争優位性を図る。
重点戦略としては、a)エンタープライズ領域の顧客開拓に向けたマーケティング・営業施策の強化、b)エンジニア採用、c)ビジネスパートナー(ビジネスパートナー・外部人材)の開拓、d)PM層/ハイレイヤーの確保、新部署の設置・教育の強化、e)エンジニアの生産性向上、f)組織の複数化によるマネジメントの向上、などを推進する。
(2) ツール戦略
コンセプトとしては、ソフトウェア品質向上のトータルサポート企業として、ツールを通じてすべての工程の品質向上に寄与する。
目指す姿は、a)ソフトウェアテストの上流から下流までツール連携によるホールプロダクトで価値提供をする、b)ロータッチモデルで人を介さず数を獲得する。
重点戦略としては、a)ホールプロダクトの具現化、b)具現化計画の立案、c)開発計画のスピード・バージョンアップ、d)マーケティング施策、e)専門販売部隊の設置、などを推進する。
(3) バルカレ(教育)戦略
コンセプトとしては、唯一無二の教育プラットフォームでソフトウェアテスト分野の品質向上に貢献する。
目指す姿は、a)開発エンジニアのスキル・知識向上に向けた、ソフトウェアテストに関する各種教育コンテンツの提供(講座、e-ラーニング 等)、b)履修者に対する認定制度、c)バルテスのコーポレートブランディング、教育サービスのブランディングにより「認定=バルテス品質」として波及させる。
重点戦略としては、a)受講者(開発エンジニア)獲得・マーケティングの強化、b)エンドユーザー(二次ターゲット)へのブランディング、c)コンテンツ数の充実化、などを推進する。
(4) セキュリティ戦略
コンセプトとしては、セキュリティ対策におけるバリューチェーン強化によるワンストップサービスの提供。
目指す姿は、a)開発段階から公開後まで一気通貫のセキュリティサービスの提供、b)サービス単体(点)ではなく、複合的サービス(線)としてのブランド価値を提供、c)自社の診断員の増強のみならず、診断員の教育を外部への提供価値へ。
重点戦略としては、a)診断員の教育による人員増強、b)診断員育成の教育コンテンツの提供、c)セキュリティサービスの拡充、などを推進する。
(5) 開発事業戦略
コンセプトとしては、ホールディングス体制の深化によるグループ間連携の拡充。
目指す姿は、a)グループ内教育・ローテーションでボトルネックを解消し、顧客課題への早期対応を目指す、b)グループを横断する組織体制で顧客課題解決に向けた総合的ソリューションを提供。
重点戦略としては、a)グループエンジニア教育、事業間ローテーション(テスト含む)を進める、b)グループターゲット顧客の潜在的課題・ニーズを分析し、総合的ソリューションを開発する、c)グループ横断的営業部門の強化・拡大、d)M&Aによる顧客課題解決、新技術及び新サービス獲得、エンジニアの補強、e)テスト事業で培った採用スキームで、グループエンジニアの採用強化、などを推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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