ドル円は159円台後半まで戻す=NY為替
その後、ドル円は159円台後半まで戻している。ロンドン時間に急速に戻り売りに押され、一時158円台まで急速に下落する場面が見られた。介入の有無は不明だが、160円を再び試しそうな気配となる中、財務省の介入警戒感も高まっているようだ。今回の上昇は緩やかな値動きで日本の財務省が言う「過度な変動」にはあたりそうもないが、市場は神経質になっている模様。
米株式市場でダウ平均が400ドル超上昇していることも、ドル円の買い戻しをサポートしている模様。
一方、市場は年内2回のFRBの利下げを高確率で織り込んでいるが、FOMC委員は2回の利下げに慎重な物言いをしている状況。現在、日米の政策金利の誘導目標である翌日物金利の差は5.25%程度だが、これが4%程度まで縮小しなければ、なかなかドル円の上昇トレンドは解消し始めないとの見方もあるようだ。但し、タイムラインは別にして、方向感はあくまで金利差縮小の方向にあることから、以前のように勢いよく上値を追う局面ではなさそうだ。
今週はFRBがインフレ指標として主に参照している5月のPCEデフレータが発表になる。今月発表の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)から、インフレの鈍化傾向を示すものと期待されているようだ。期末を向かえる中で、それに対して市場がどう反応するか注目される。
USD/JPY 159.70 EUR/JPY 171.40
GBP/JPY 202.68 AUD/JPY 106.37
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
米株式市場でダウ平均が400ドル超上昇していることも、ドル円の買い戻しをサポートしている模様。
一方、市場は年内2回のFRBの利下げを高確率で織り込んでいるが、FOMC委員は2回の利下げに慎重な物言いをしている状況。現在、日米の政策金利の誘導目標である翌日物金利の差は5.25%程度だが、これが4%程度まで縮小しなければ、なかなかドル円の上昇トレンドは解消し始めないとの見方もあるようだ。但し、タイムラインは別にして、方向感はあくまで金利差縮小の方向にあることから、以前のように勢いよく上値を追う局面ではなさそうだ。
今週はFRBがインフレ指標として主に参照している5月のPCEデフレータが発表になる。今月発表の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)から、インフレの鈍化傾向を示すものと期待されているようだ。期末を向かえる中で、それに対して市場がどう反応するか注目される。
USD/JPY 159.70 EUR/JPY 171.40
GBP/JPY 202.68 AUD/JPY 106.37
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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