日経平均は続伸、米国株高受けて買われるも上値の重さは変わらず

配信元:フィスコ
投稿:2024/06/19 15:30
*15:30JST 日経平均は続伸、米国株高受けて買われるも上値の重さは変わらず 18日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は56.76ドル高(+0.15%)の38834.86ドル、ナスダックは5.21ポイント高(+0.03%)の17862.23、S&P500は13.80ポイント高(+0.25%)の5487.03で取引を終了した。5月小売売上高の結果が利下げを正当化するとの見方に寄り付き後、上昇。同時に、景気への懸念も広がり相場は伸び悩んだ。
ハイテクは過去最高値付近からの利益確定売りも目立ったが、長期金利の低下が支援し、相場は終日底堅く推移。ナスダックは7営業日連続で過去最高値を更新し終了した。

米国株上昇を材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄り付き後の日経平均は38797.97円まで上昇するなど、週初の大幅安をほぼ取り戻す格好に。買い一巡後は、東京エレクトロン<8035>が前日比マイナス圏での推移となったことで、日経平均も上値が重くなり、25日移動平均線水準を下回って取引を終えた。商いは少なくプライム市場の売買代金は今年最低水準の3.3兆円に留まった。

大引けの日経平均は前日比88.65円高(+0.23%)の38570.76円となった。東証プライム市場の売買高は13億6219万株、売買代金は3兆3474億円。業種別では、保険業、輸送用機器、不動産業、陸運業、サービス業などが上昇した一方、海運業、石油・石炭製品、小売業、繊維製品、食料品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は62%、対して値下がり銘柄は34%となっている。

日経平均採用銘柄では、25年3月期の株主還元を拡大するとの報道を材料に三菱自動車<7211>が大幅高となったほか、三菱重工<7011>が証券会社のポジティブなレポート発表を受けて買い優勢となり年初来高値を更新。このほか、日東電工<6988>、TDK
<6762>太陽誘電<6976>などアップル関連が引き続き強い。

一方、東京エレクトロンが失速したほか、スクリーンHD<7735>ソシオネクスト<6526>が下げ幅を広げるなど半導体株は高安まちまち。このほか、インフォコム<4348>
売却で業績を修正した帝人<3401>が売られた。資生堂<4911>、三越伊勢丹HD<3099>
などインバウンド関連の一角がさえない。また、商船三井<9104>川崎汽船<9107>日本郵船<9101>など海運株も売り優勢となった。

<FA>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
2,917.0
(06/21)
+53.5
(+1.86%)
3401
1,364.0
(06/21)
-0.5
(-0.03%)
6,040.0
(06/21)
-10.0
(-0.16%)
4911
4,743.0
(06/21)
+102.0
(+2.19%)
3,816.0
(06/21)
-45.0
(-1.16%)
6762
9,423.0
(06/21)
-243.0
(-2.51%)
3,986.0
(06/21)
-67.0
(-1.65%)
12,845.0
(06/21)
-270.0
(-2.05%)
1,610.5
(06/21)
-29.5
(-1.79%)
460.0
(06/21)
-8.5
(-1.81%)
14,645.0
(06/21)
-135.0
(-0.91%)
34,920.0
(06/21)
+30.0
(+0.08%)
4,638.0
(06/21)
+42.0
(+0.91%)
4,778.0
(06/21)
+60.0
(+1.27%)
2,269.0
(06/21)
+44.5
(+2.00%)

「#日経平均」 の最新ニュース