◆ “相反する”から揺れ動くも… - 米CPI&FOMC
昨日はいわゆる“往って来い”となりました。
まず米CPIは“弱め(±0.0%/+3.3%、コアは+0.2%/+3.4%)”となるなど、“インフレ鈍化”が示されました。
このため「米早期利下げ観測」が台頭し、ドル円は“155.712円”へと値を落としています。
一方でFOMCでは“利下げに慎重”な姿勢は変わっておらず、「金利見通し(ドットチャート)」も“引き下げ(年3回→年1回)”られました。
こうしてすぐさま“156.903円”へと持ち直すなど、“上を下へ(昨日は下へ上へですが…)”と揺れ動いたものの、結局は“157円絡み”へと押し戻されて昨日の取引を終えています。
◆ ただ「FOMC」がより意識されやすい…?
こうしてFOMCでは“想定通り”となったものの、その前の米CPIが“想定外”となったことで、“方向感定まらず”は依然として継続しています。
そして「日銀会合」を翌日に控えるスケジュール感を踏まえれば、それまでは引き続き“どっちつかず(膠着)”になりやすいと見られます。
ただし“相反する”結果ではあるものの、マーケットテーマは引き続き「米利下げ時期」ならびに「米年内利下げ回数」と見られます。
そうなると後者の意向がより働きやすいと見るのが妥当なところ…?
冒頭で記したように結果的に“往って来い”になり、“157円絡み”も変わっていませんが、より“下値はしっかり”が印象付けられたと見たいところです。
もっとも後は明日の「日銀会合」の結果次第ということになりますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
158.228(4/29~5/3の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
157.980(5/1高値、+2σ、大台)
上値5:157.715(5/29-30高値)
上値4:157.468(6/3高値、6/11高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:157.373(6/12高値)
上値2:157.226(+1σ)
上値1:157.000(大台)
前営業日終値:156.739
下値1:156.588(20日移動平均線)
下値2:156.308(6/12安値後の50%押し)
下値3:156.167(6/12安値後の61.8%押し)
下値4:155.998(日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線、大台)
下値5:155.836(-1σ、ピボット1stサポート)
155.712(6/12安値、日足・一目均衡表先行スパン上限)
155.629(6/4~6/11の61.8%押し、日足・一目均衡表基準線)
《10:55》
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