◆ 再び「米早期利下げ観測」は緩み… - “157円回復”
昨日発表の「コンファレンス・ボード消費者信頼感指数」は“予想以上の上振れ(102.0)”となり、「米早期利下げ観測」はさらに緩みました。
また「米2年債/5年債入札」も“不調”に終わったことで、米10年債利回りは“さらに上昇(→4.55%)”しています。
このためドル円は再び上値模索に転じており、“157.195円”へと上値を伸ばしています。
一方で昨日も記したように、月末要因に伴う「ポートフォリオ調整はドル売り」との見方は多いのが実状となります。
このため通貨全般に対しては“ドル売り”も進行しやすくなっており、これがドル円の上値を押さえているのが実状でもあります。
◆ “円売り”に安心感が漂いやすいが…?
もちろんこうなってしまうと“もう一段の上値模索”と見るのが自然ですので、“頭打ち”を過度に期待するのは自重する必要があります。
ただ「ポートフォリオ調整はドル売り」との見方は根強いものがあり、またここまで来れば「円買い介入」への思惑も台頭しかねません。
「日銀追加利上げ」への道筋がなかなか見えてこない以上、特にクロス円に対しては“円売り”に安心感が漂いやすいといえますが、対ドルについては“限定的”と見ておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
160.000(大台)
159.000(大台)
上値5:158.545(5/3~5/14-5/16の100%返し)
上値4:158.228(4/29~5/3の76.4%戻し、+2σ)
上値3:157.980(5/1高値、ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値2:157.603(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:157.394(ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:157.184
157.000(大台)
下値1:156.932(+1σ)
下値2:156.776(ピボット1stサポート)
下値3:156.577(5/28安値)
下値4:156.499(5/23安値)
下値5:156.325(日足・一目均衡表転換線、5/16~5/28の23.6%押し、ピボット2ndサポート)
156.158(ピボットローブレイクアウト)
156.091(5/22安値)
156.000(大台、日足・一目均衡表基準線)
155.847(5/21安値、5/16~5/28の38.2%押し)
155.757(20日移動平均線)
《10:50》
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