午前:債券サマリー 先物は続伸、米金利低下を受け買い優勢
16日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。前日の米市場で米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げ観測が再燃し、米長期金利が約1カ月ぶりの水準に低下したことが買い手掛かりとなった。
15日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が鈍化し、同日の米長期金利が4.34%に低下したことが国内債の追い風となった。朝方の買いが一巡したあとは伸び悩む場面もあったが、時間外取引で米長期金利が水準を切り下げると再び買いが流入。債券先物は午前10時30分過ぎに144円29銭まで上伸する場面があった。ただ、きょう財務省が実施する20年債入札の結果を見極めたいとして前引けにかけては上値がやや重くなった。なお、内閣府が朝方発表した1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は2四半期ぶりのマイナス成長となったが相場への影響は限定的だった。
午前11時の先物6月限の終値は、前日比35銭高の144円26銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.030%低下の0.920%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
15日に発表された4月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が鈍化し、同日の米長期金利が4.34%に低下したことが国内債の追い風となった。朝方の買いが一巡したあとは伸び悩む場面もあったが、時間外取引で米長期金利が水準を切り下げると再び買いが流入。債券先物は午前10時30分過ぎに144円29銭まで上伸する場面があった。ただ、きょう財務省が実施する20年債入札の結果を見極めたいとして前引けにかけては上値がやや重くなった。なお、内閣府が朝方発表した1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は2四半期ぶりのマイナス成長となったが相場への影響は限定的だった。
午前11時の先物6月限の終値は、前日比35銭高の144円26銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.030%低下の0.920%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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