洋缶ＨＤ、前期経常を18％上方修正

　東洋製罐グループホールディングス <5901> [東証Ｐ] が4月30日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の325億円→385億円(前の期は137億円)に18.5％上方修正し、増益率が2.4倍→2.8倍に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の245億円→230億円(前の期は103億円)に6.1％下方修正し、増益率が2.4倍→2.2倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の118億円の黒字→178億円の黒字(前年同期は21.3億円の赤字)に50.6％増額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高は、概ね前回予想通りに推移する見込みです。営業利益は、原材料・エネルギー価格が想定を下回って推移したことなどにより前回予想を上回る見込みです。経常利益は、海外子会社への外貨建て貸付金などの外貨建債権にかかる為替差益を計上することにより、前回予想を上回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失を計上することにより、前回予想を下回る見込みです。なお、2024年3月期における期末配当金につきましては、当初予定と変更ございません。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。