ＳＨＩＮＫＯ、前期経常を11％下方修正

　ＳＨＩＮＫＯ <7120> [東証Ｓ] が4月17日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7億円→6.3億円(前の期は7.6億円)に10.6％下方修正し、減益率が7.3％減→17.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の5億円→4.2億円(前年同期は4.7億円)に15.0％減額し、一転して10.7％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期の業績につきましては、様々な分野でDXが推進される中、当社は政府が推進するオンライン資格確認に係る機器や電子カルテの導入、クリニック内ネットワークセキュリティ対応等の医療DXや教育DX等の推進により、様々な機器の販売や設置等の案件が増加し、売上高は前回発表予想を上回る見通しとなりました。　一方、営業利益、経常利益、当期純利益は当初予想を下回る見通しとなりました。営業利益が予想を下回った要因は、機器の調達遅れ及び顧客都合による作業延期等が発生し、第４四半期に計画していた利益率の高いソリューション案件の納品が翌期となったこと、パソコンとその周辺機器販売の比重が増加し仕入原価が想定以上に増加したこと等により売上総利益が伸びなかったこと、また、売上高増加に伴い出張費等が当初予想よりも増加したこと、事業の維持、拡大の基盤である人材確保のため採用活動を積極的に行い、2024年新卒社員77名(前期47名)、中途社員30名（前期24名）を採用した結果、採用費等が増加したことによるものであります。　よってこのたび業績予想の修正を行うものであります。　なお、今般当社は業績予想を修正することとなりましたが、2024年３月期の配当につきましては１株当り80円を予定しており、配当予想の変更はありません。※上記の業績予想は、本日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づき作成したものであり、実際の業績は、様々な要因により予想数値と異なる結果となる可能性があります。