ハウテレビジョン Research Memo(8):新卒サービスが収益を牽引

配信元:フィスコ
投稿:2024/04/08 15:08
*15:08JST ハウテレビジョン Research Memo(8):新卒サービスが収益を牽引 ■ハウテレビジョン<7064>の業績動向

2. サービス別の動向
サービス別の売上高は新卒サービス「外資就活ドットコム」が前期比23.7%増の1,536百万円、中途サービス「Liiga」が同1.3%増の305百万円だった。コロナ禍においては積極的に取り組めなかったリアルイベントを多数開催して会員数の拡大を図るとともに、顧客単価上昇に向けた価格改定やクロスセルへの取り組みを強化した結果、新卒サービス「外資就活ドットコム」において収益性の高い配信型商品が大幅に伸長した。

2024年1月期末時点の新卒サービス「外資就活ドットコム」と中途サービス「Liiga」の合計の累積取引社数は前期末比97社(12.2%)増加して893社、累積会員数は同56,103人(12.0%)増加して525,064人となった。クチコミ・SNSによる知名度向上なども寄与した。

新卒サービス「外資就活ドットコム」の累積送客数(掲載型商品)は同336,826人(14.8%)増加して2,616,803人、累積スカウト承諾数(配信型商品)は同23,688人(84.9%)増加して51,579人となった。2021年に実施したダイレクト・リクルーティング・サービスのリニューアル効果により、スカウト機能(配信型採用広告)の利用拡大が進み、スカウト承諾数が大幅伸長した。

中途サービス「Liiga」のエージェント登録数は同367人・社(57.8%)増加して1,002人・社、累積マッチング数は同26,482回(40.3%)増加して92,180回となった。ハイクラス人材を求める採用企業・転職エージェントが大幅に増加し、スカウトイベントの実施なども寄与してマッチング数も大幅に増加した。マッチング数が大幅に増加したものの売上高が横ばいにとどまり伸び悩む形となったため、今後はマッチングからの決定数の向上が課題となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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