ＮＯＫ、今期最終を31％上方修正

　ＮＯＫ <7240> [東証Ｐ] が3月22日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結最終利益を従来予想の221億円→289億円(前期は133億円)に30.8％上方修正し、増益率が65.9％増→2.2倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の99.1億円→167億円(前年同期は31.3億円)に68.6％増額し、増益率が3.2倍→5.3倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．投資有価証券売却益（特別利益）の計上　当社は、2026年3月期を最終年度とする3か年の中期経営計画において、資本効率の向上のため政策保有株式の売却を推進することを公表しています。その方針に沿って、2024年3月期第4四半期(会計期間)において保有する投資有価証券の一部の売却を決定したことにより、同期間において投資有価証券売却益約220億円を計上する見込みです。２．減損損失(特別損失)の計上　当社グループが保有する設備のうち、将来キャッシュフローが継続してマイナスになることが見込まれる資産について将来の回収可能性を検討した結果、2024年3月期第4四半期(会計期間)において、シール事業、電子部品事業、その他事業が有する資産について減損損失（合計で約100億円）を計上する見込みです。なお、減損損失額については現在精査中であり、変動する可能性があります。３．2024年3月期　連結業績予想の修正（2023年4月1日～2024年3月31日）　上記１、2に記載のとおり、2024年3月期第4四半期（会計期間）において投資有価証券売却益（特別利益）および減損損失（特別損失）を計上することにより、当期純利益が2023年11月8日に公表した通期業績予想（前回公表予想）を上回る見込みであることから、下表のとおり業績予想を修正します。　なお、売上高、営業利益、経常利益については前回公表予想を変更していません。※本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報、および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する主旨のものではありません。実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。