◆ やや“買い戻し”も“膠着”は変わらず…
主だった米経済指標は不在だったものの、昨日は日経平均が“史上最高値更新(4万円乗せ)”を演じました。
このため“リスク選好→円売り”が先行し、さらに“為替差損回避→ヘッジの円売り”も主に欧米勢の間で高まりました。
このためドル円は静かに“買い戻し”が進行し、“150.564円”へと押し戻されていきました。
一方で「パウエルFRB議長・議会証言(6-7日)」「ECB理事会(7日)」、さらには「米雇用統計(8日)」等を控えていることもあり、“新規のポジション構築”は手控えられています。
このため“年初来高値(2/13高値:150.883円)”を窺う展開には発展しておらず、“一方向への動意”は抑制されているのが実状といえます。
◆ 本日は“やや上値の重さ”が意識されやすとは見るが…?
今週最初のイベント「植田日銀総裁発言」が予定されていますので、「日銀・マイナス金利の早期解除」が再燃してもおかしくないところです。
特に今朝方発表の「東京都区部・コアCPI」が“前月より伸び拡大(+1.6%→+2.5%)”となったことで、そうした思惑が台頭する可能性は否めないところがあります。
ただ“4月”との見方が大勢を占める中、“3月”へと再び前倒しするにはそれなりのサプライズが必要…?
そうなるとマーケットの関心は、やはり明日から行われる「パウエルFRB議長・議会証言」ということに…?
本日は“やや上値の重さ”が意識されやすいとは考えますが、まだ“方向感定まらず”を抜け出すほどではなく、“下値の堅さ”は健在と見たいところです。
少なくとも“崩れる”となるためには、かなりのサプライズが伴うと考えておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
152.300(90/7/6高値)
151.952(22/10/21高値、22/11/13高値、大台)
151.778(23/11/14高値)
151.583(+2σ)
上値5:151.430(23/11/16高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:151.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:150.883(2/13高値《年初来高値》、2/28高値)
上値2:150.793(+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:150.716(3/1高値)
前営業日終値:150.515
下値1:150.382(3/4安値後の38.2%押し)
下値2:150.279(3/4安値後の50%押し)
下値3:150.176(3/4安値後の61.8%押し、20日移動平均線)
下値4:150.024(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート、大台)
下値5:149.842(3/4安値)
149.780(2/29~3/1の61.8%押し)
149.559(2/29~3/1の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
149.328(ピボットローブレイクアウト)
149.202(2/29安値、-1σ)
149.000(大台、2/1~2/13の38.2%押し)
148.923(2/12安値)
148.390(2/1~2/13の50%押し、日足・一目均衡表基準線、-2σ)
《10:35》
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