吉野家HD、今期経常を13%上方修正、配当も2円増額

配信元:株探
投稿:2024/02/29 16:00
 吉野家ホールディングス <9861> [東証P] が2月29日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。24年2月期の連結経常利益を従来予想の71億円→80億円(前期は87.4億円)に12.7%上方修正し、減益率が18.8%減→8.5%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の27.5億円→36.5億円(前年同期は39.8億円)に32.7%増額し、減益率が30.8%減→8.2%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→18円(前期は10円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染症の規制緩和に伴う社会経済活動の再開による人流の増加を追い風とし、前回予想では前年同期に対し107.7%で推移すると仮定をおいて算定しました。しかしながら、各事業の「客数獲得」に向けた販売施策の奏功に加えて価格改定の影響もあり、全社の既存店売上高が計画を上回って推移した結果、売上高は1,860億円(前年同期比110.6%)と増収となる見込みです。コスト面では、売上高上昇による変動経費の増加を適切に管理したことに加えて政府による光熱費の負担軽減策の支援を受けたことにより営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見込みです。これらにより、2024年2月期の連結業績予想を上記のとおり上方修正します。

 当社は、剰余金の配当につきまして、株主の皆様に対して安定的かつ継続的な利益還元を行うことを基本としながら、経営環境や資金需要の状況、連結業績の動向ならびにグループの成長に向けた積極的な事業展開に必要な内部留保の充実等を総合的に勘案して決定することを基本方針としております。上記方針と本日発表の「2024年2月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を踏まえ、2024年2月期の期末配当予想を2023年10月11日に公表した前回予想の1株当たり8円から2円増配の10円に修正します。(注)配当予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の配当金は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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