午後:債券サマリー 先物は続落、日銀オペ後に下げ幅を縮める
28日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落した。前日の米国市場で長期債相場が下落(金利は上昇)したことが重荷となった。ただ、日銀が実施した国債買い入れオペにおいて一定の債券保有ニーズが確認されたことを受け、先物に買い戻しが入り下げ幅を縮小した。
日銀が実施した定例の国債買い入れオペは「残存期間5年超10年以下」と「同10年超25年以下」、「同25年超」、物価連動債の4本で、オファー額はいずれも据え置かれた。このうち長期ゾーンの「5年超10年以下」の応札倍率は前回から上昇したものの、2倍を下回った。市場では強めの結果と受け止められた。
日銀の清水誠一理事はこの日、衆院予算委員会において、2%の物価安定目標の達成見通しに関し「まだ十分な確度は持っていない」と発言した。もっとも金融政策の正常化観測が広がる債券市場では、発言を手掛かり視して売買する動きはみられなかった。
先物3月限は前営業日比6銭安の146円41銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.010%高い0.695%で推移している。一時0.700%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
日銀が実施した定例の国債買い入れオペは「残存期間5年超10年以下」と「同10年超25年以下」、「同25年超」、物価連動債の4本で、オファー額はいずれも据え置かれた。このうち長期ゾーンの「5年超10年以下」の応札倍率は前回から上昇したものの、2倍を下回った。市場では強めの結果と受け止められた。
日銀の清水誠一理事はこの日、衆院予算委員会において、2%の物価安定目標の達成見通しに関し「まだ十分な確度は持っていない」と発言した。もっとも金融政策の正常化観測が広がる債券市場では、発言を手掛かり視して売買する動きはみられなかった。
先物3月限は前営業日比6銭安の146円41銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.010%高い0.695%で推移している。一時0.700%に上昇した。
出所:MINKABU PRESS
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