◆ “タカ派寄り”は継続も… - “148円割れ”
『持続的にインフレ2%に戻る確証のないまま、早期利下げは間違い(メスター・クリーブランド連銀総裁)』
『インフレ責務はまだ完了していない(カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁)』
FRB要人による“タカ派寄り”発言は昨日も相次いだものの、すでに上昇していることもあり、米10年債利回りがさらに上昇することはありませんでした。
逆に順調に消化された「米3年債入札」「米地銀・NYコミュニティ・バンコープ株急落(一時26%安)」等を背景に、昨日は“低下(4.16%→4.07%)”に転じています。
つれて為替市場でも“ドル売り(戻し)”が優勢となり、ドル円はNYタイム終盤にかけて“147.819円”へと押し下げられていきました。
こうして想定通りに“上値の重さ”が露呈しましたが、それでも「米早期利下げ観測後退」が緩んだわけではありません。
“崩れる”には至っておらず、“下値の堅さ”も堅持したまま昨日の取引を終えているのが実状といえます。
◆ 本日は“動きづらい”…? - 主だった米経済指標もなく…
引き続き「日米の株価」ならびに「米10年債利回り動向」に注目が集まると見られますが、ただ本日は「主だった米経済指標」が予定されていませんので、
そうなると“一方向への動意”は抑制されやすく、ポジション調整を除くと“動きづらい”と見るのが妥当なところ…?
ただ前記したように、「米早期利下げ観測後退」が緩んだというわけではないのも事実です。
“もう一段のポジション調整”が入らないとも限りませんが、ここからは“下値の堅さ”がより意識されると見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
149.984(23/11/20高値、大台)
149.747(23/11/22-24高値)
149.668(23/11/27高値)
149.554(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
149.141(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:149.000(大台)
上値4:148.891(2/5高値《年初来高値》)
上値3:148.782(2/6高値)
上値2:148.517(+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:148.000(大台)
前営業日終値:147.932
下値1:147.819(2/6安値)
下値2:147.747(2/1~2/5の38.2%押し)
下値3:147.552(100日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値4:147.394(2/1~2/5の50%押し、日足・一目均衡表転換線、20日/20週移動平均線)
下値5:147.215(ピボット2ndサポート)
147.041(2/1~2/5の61.8%押し、大台)
146.610(ピボットローブレイクアウト)
146.247(2/2安値、-1σ)
146.076(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
《10:55》
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