日神GHD、今期経常を16%下方修正、配当も2円減額

配信元:株探
投稿:2024/02/02 15:00
 日神グループホールディングス <8881> [東証P] が2月2日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は5.5億円の赤字(前年同期は0.8億円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の37億円→31億円(前期は40.5億円)に16.2%下方修正し、減益率が8.8%減→23.6%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の42.9億円→36.9億円(前年同期は37.5億円)に14.0%減額し、一転して1.6%減益計算になる。

 業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の22円→20円(前期は22円)に減額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は0.3億円の黒字(前年同期は2.1億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.9%→0.8%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 連結業績予想につきまして、売上高は期初の想定を下回る見込みであり、それに伴い利益も減少となる見込みです。要因としましては、当社グループの中核事業である建設事業において昨年度に引続き原材料の高騰による採算の悪化、新規受注での完成工事出来高の遅れ、また、不動産事業の買取再販での期初想定を下回る引渡の減少によるものです。その結果として、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも前回発表予想を下回る見込みです。

 当社は、株主の皆様に対する利益の還元を会社運営における重要課題の一つとして認識しております。株主重視の方針に加え、今後の事業展開等を勘案し、内部留保にも意を用い、業績に応じた適正配当を行うとともに、長期的な安定配当を維持することを基本方針としております。また、配当性向は50%を目安としております。2024年3月期の期末配当予想につきましては、連結業績予想を下方修正することを勘案し、前回予想の22円から2円減配し、20円といたします。この結果、2024年3月期の予想配当性向(連結)は55.0%となる予定です。
配信元: 株探

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