◆ もう一段“ドル売り”進行… - 一時“146円割れ”
「米早期利下げ観測後退」を蒸し返す動きにて、NYタイムにかけては“ドル買い(戻し)”が先行しました。
しかし米雇用関連指標の“悪化(非農業部門労働生産性は前期より急低下/新規失業保険申請件数は11月第2週以降最高となる22.4万件)”にて巻き戻されました。
さらに「米地銀の信用不安」も加わったことで、米10年債利回りが“4日連続の低下(→3.81%)”となる中、ドル円は“146円割れ(安値は145.897円)”へと値を落としています。
その後は“下げ幅を削った”ものの、“上値の重さ”は否めないところがあり、“146円半ば”へ戻すのがやっとといった状況にて、昨日の取引を終えています。
◆ “強め”“弱め”のいずれになっても… - 米雇用統計
こうした中、本日の注目は何といっても「米雇用統計」となります。
事前予想は「非農業部門雇用者数(+18.0万人)」「失業率(3.8%)」「平均時給(前年比+4.1%)」となっており、いずれも前月に比べて“弱め”もしくは“同水準”となっています。
これは直近の米労働関連指標が“弱め”だったことが影響しているからですが、それだけに“強め”ともなれば“ドル買い(戻し)”は必至と見られます。
もちろん“弱め”となれば、“もう一段の米利回り低下→さらなるドル売り”となる可能性は否めませんが、先んじて“ドル売り”が進行している点をどう捉えるか…?
後は結果次第となりますが、“往き過ぎ”との思惑が台頭している以上、よりリスクは“上方向(ドル買い戻し)”と考えながら、発表の時を待ちたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。
149.000(大台)
148.825(23/11/28高値、1/19高値)
148.704(1/23高値)
148.375(1/24高値、1/29高値)
148.275(ピボットハイブレイクアウト)
148.127(+1σ)
148.000(大台)
147.930(1/30-31高値)
147.692(1/19~2/1の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:147.521(100日移動平均線)
上値4:147.301(日足・一目均衡表転換線、20週移動平均線、1/19~2/1の50%戻し)
上値3:147.113(2/1高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:147.000(大台、1/19~2/1の38.2%戻し)
上値1:146.835(20日移動平均線)
前営業日終値:146.424
下値1:146.206(2/1安値後の50%押し、2/1安値後の押し目)
下値2:146.133(2/1安値後の61.8%押し、日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
下値3:146.000(大台)
下値4:145.897(2/1安値、ピボット1stサポート)
下値5:145.584(1/16安値、23/12/28~24/1/18の38.2%押し)
145.447(50日移動平均線)
145.329(-1σ、ピボット2ndサポート)
145.000(大台)
144.800(1/15安値)
144.615(200日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
144.523(23/12/28~24/1/18の50%押し、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、月足・一目均衡表転換線)
144.352(1/12安値)
144.000(大台)
143.789(日足・一目均衡表先行スパン下限)
《10:35》
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