大倉工、前期経常を13%上方修正、配当も15円増額

配信元:株探
投稿:2024/01/29 15:00
 大倉工業 <4221> [東証P] が1月29日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年12月期の連結経常利益を従来予想の48億円→54億円(前の期は42.7億円)に12.5%上方修正し、増益率が12.3%増→26.3%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の20.8億円→26.8億円(前年同期は17.3億円)に28.8%増額し、増益率が20.3%増→54.9%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の95円→110円(前の期は85円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2023年12月期連結通期業績予想につきましては、合成樹脂事業において、原料価格の上昇分について製品価格への転嫁が進んだものの、販売数量が減少したことなどから、売上高は前回発表予想を下回る見込みです。一方、利益面では新規材料事業において大型液晶パネル向け光学フィルムの受注が増加したことなどにより営業利益、経常利益は前回発表予想を上回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は経常利益の増加に加えて、投資有価証券売却益4億2千8百万円を特別利益に計上したことなどにより、前回発表予想を上回る見込みです。

  当社は、剰余金の配当につきましては、株主還元を経営上の最重要課題の一つと考え、業績や事業の将来展開に必要な備えなどを総合的に勘案し、安定的な配当を行うことを基本方針とし、配当性向30%以上を目指しております。この方針のもと、当期(2023年12月期)の配当予想につきましては、1 株につき95 円を予定しておりましたが、通期の業績見通しや財政状況を総合的に判断し、株主の皆様への更なる還元を促進するため、期末配当を前回予想の95円から15円増配し、1株につき110円に修正いたします。
配信元: 株探

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