ミダックHD Research Memo(4):収集運搬~中間処理~最終処分の一貫処理体制が特徴・強み

配信元:フィスコ
投稿:2024/01/12 14:34
*14:34JST ミダックHD Research Memo(4):収集運搬~中間処理~最終処分の一貫処理体制が特徴・強み ■事業概要

2. 特徴・強み
ミダックホールディングス<6564>の特徴・強みとしては、同業の多くが収集運搬業のみや中間処理業のみであるのに対して、同社グループは様々な設備を有することで収集運搬から中間処理・最終処分までを請け負う一貫処理体制を構築していることがある。顧客となる排出事業者は、廃棄物処理の過程で不適正処理等される心配がなく、安心して同社に廃棄物処理を委託できる。さらにグループ内で一貫処理することにより、中間処理施設でのコスト削減を実現するなどグループシナジーを高めている。

グループの事業所・設備は以下のとおりである。ミダックは本社事業所で汚泥や廃液の中間処理及び収集運搬、呉松事業所で固形廃棄物破砕の中間処理、豊橋事業所で廃棄商品の破砕・選別及び汚泥の選別・混練、富士宮事業所で各種廃棄物の焼却、遠州クリーンセンター(静岡県浜松市)で管理型最終処分場、浜名湖クリーンセンター(静岡県浜松市)で安定型最終処分場、奥山の杜クリーンセンター(静岡県浜松市)で管理型最終処分場を展開している。三晃は春日井事業所で汚泥等をコンクリート固化する中間処理、関事業所で汚泥・廃液の中間処理、ミダックこなんは固形廃棄物の破砕・選別、遠州砕石は砕石、ミダックライナーは収集運搬、フレンドサニタリーは収集運搬を展開している。なお、奥山の杜クリーンセンターについては、2022年2月に許可取得・供用開始した後、第2期~第4期を工事中で、2026年9月に第2期~第4期の稼働開始を予定している。廃棄物排出量の多い、いわゆる「太平洋ベルト地帯」のほぼ真ん中に位置する静岡県浜松市を地盤として、商圏を東西の関東エリア~関西エリアに展開していることも特徴・強みである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

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