◆ “ドル売り”“円売り”に挟まれて… - “142円前半”で膠着
クリスマス休暇明けとなる米国勢は“債券売り(利回り上昇)/株買い”で参入しました。
このため前者が“3.91%”へと上昇する中、NYダウはさらに“史上最高値更新”を見せています。
もっともそれに絡んで“金利/リスク双方”から“円売り(戻し)”が持ち込まれる格好となり、クロス円は軒並み上昇を演じました。
ただ米早期利下げ観測が根強いことで“ドル売り”も交錯しているだけに、ドル円は“方向感定まらず”を余儀なくされたまま、昨日の取引を終えています。
◆ 欧州勢も回帰してくるが…?
本日より欧州勢もマーケットに戻ってくるだけに、流動性も徐々に回帰してくると見られます。
ただ本日は「スポット取引の月内/年内最終応当日」となるだけに、「ポートフォリオ調整等」に伴う「月末要因」を気にせずにはおれないところです。
“ドル調達&ドル買い決済”等から下値が支えられる可能性は高いと見られますが、ロンドン・フィキシングでは“ドル売りニーズ”も指摘されています。
何より“200日移動平均線(本日は142.931円)”を控える中、これを上回るのはかなりの材料が必要…?
今朝方公表の「12月日銀会合・主な意見」で“ハト派寄り”のコメントが目立っただけに、本稿執筆時には“142円後半”へと上昇しているドル円ですが、ここから先は“一筋縄ではいかない”と考えておく必要がありそうです。
もっとも上抜ければ“加速”する可能性はゼロではありませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
144.342(20日移動平均線)
144.099(12/20高値)
144.000(大台)
143.775(12/19~12/21の61.8%戻し)
143.568(12/21高値)
上値5:143.408(12/19~12/21の50%戻し)
上値4:143.191(日足・一目均衡表転換線、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:143.041(12/19~12/22の38.2%戻し、大台)
上値2:142.931(200日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:142.661(12/22高値、12/26高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:142.365(-1σ)
下値1:142.089(12/26安値、ピボット1stサポート)
下値2:142.000(大台)
下値3:141.855(12/22安値、ピボット2ndサポート)
下値4:141.549(ピボットローブレイクアウト)
下値5:141.421(12/15安値)
141.259(月足・一目均衡表転換線)
141.066(50週移動平均線)
140.945(12/14安値、大台)
140.683(7/31安値)
140.159(-2σ)
140.000(大台)
《10:10》
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