ニッキ、今期経常を11％下方修正

　ニッキ <6042> [東証Ｓ] が10月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→8.5億円(前期は14億円)に10.5％下方修正し、減益率が32.4％減→39.5％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の6億円→15億円(前期は8.7億円)に2.5倍上方修正し、一転して70.8％増益見通しとなった。
　ただ、4-9月期(上期)の連結経常利益は従来予想の6.5億円→9.9億円(前年同期は9.5億円)に52.8％上方修正し、一転して4.2％増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 当第２四半期累計期間の業績予想につきましては、売上高は北米市場が堅調に推移したこと等により前回予想値を上回る見込みとなりました。また、損益面は売上高の増加や為替相場が想定よりも円安基調で推移したこと等により、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前回予想値を上回る見込みとなりました。　 一方、通期の業績予想につきましては、上期は予算を上回る水準で推移した北米市場が下期は在庫調整の影響等により需要が急激に大きく落ち込んでおり、売上高は前回予想値を下回る見込みとなりました。損益面は、売上高の減少等により営業利益・経常利益は前回予想値を下回る見込みとなりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産の譲渡に伴う特別利益の計上もあり前回予想値を上回る見込みとなりました。 （注）上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる結果となる場合があります。