日経平均は連日、陰線が出現!弱気相場が鮮明!?

昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 76.85 ポイント安の 34440.88、ナスダック総合指数は 209.06 ポイント安の 13469.13 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 32710 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すと思われる。
注目の米 FOMC は予想通り、金利据え置きであった。特にサプライズは生じなかったものの、市場では長期の利上げ継続が意識され、株価は軟調に推移した。足元で円安が進んだものの、日本株は米株安の影響を受けて、下落スタートとなりそうだ。
日経平均の日足チャートでは昨日、連日の陰線が出現。弱気相場が鮮明となっており、先安観の強いチャートとなっている。本日も軟調スタートとなることで、チャートには窓が出現。下落歩調が明確になるだろう。
ただ、「窓・壁・軸理論」ではちょっと注意が必要。売り先行となれば、「下方の壁・上方の窓」という位置関係になる。短期的には押し目買いが入りやすくなり、売り一巡後は下げ渋る動きも予想される。問題はこの壁が存在しているかどうか――。もし、軸が下向きに傾いているのであれば、すでに消滅している可能性もある。下方には目指すべき窓が存在しておらず、株価が「主体的に」動いているのかもしれない。その場合には、株価に大きな下落余地が生じることになり、投資家はかなりの注意が必要。「思わぬ下落」を警戒することになる。
米 FOMC を通過したことで、需要イベントをひとつこなしたことになるが、明日は日銀金融政策決定会合を控えている。植田総裁は年内の金融政策の修正を匂わせており、かなりキナ臭い雰囲気。市場は「金融政策に変更なし」と踏んでいるが、果たして本当にそうだろうか――。もし、「YCC の撤廃」などのイベントが発生すれば、急速に長期金利の上昇、同時に円高が進行する恐れもある。当然、株価は下落することになり、「下方のファンダメンタルズの壁」は消滅することになるだろう。そういった緊張の週末を迎えており、投資家は安易なポジションを持ってはいけない。「売りスタンス」を維持しながら、日銀の動き、下方の壁の有無を確認するようにしたい。
【本日のレポート銘柄】
ネクステージ<3186>
セルシード<7776>
メドレックス<4586>など
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