後場の日経平均は149円高でスタート、リクルートHDやJR西などが上昇

配信元:フィスコ
投稿:2023/08/31 13:07
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;32482.49;+149.03TOPIX;2326.43;+13.05


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比149.03円高の32482.49円と、前引け(32517.23円)からやや上げ幅を縮小してスタート。ランチタイム中の日経225先物は32470円-32570円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=145.80-90円と午前9時頃から20銭ほど円高・ドル安水準。アジア市況は上海総合指数が一時上昇に転じたが概ねマイナス圏で推移し0.5%ほど下落している一方、香港ハンセン指数は上昇して始まった後に下げに転じ0.3%ほど下落している。後場の東京市場は前引けに比べやや売りが先行して始まったが、その後は底堅く推移している。午前の時間帯に発表された中国の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月比0.4ポイント上昇の49.7と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(49.1)を上回ったことから、中国の景気懸念がやや後退し、東京市場の安心感となっているもよう。一方、米国で今日、米個人消費支出(PCE)コアデフレーター、明日は米雇用統計が発表される。いずれも米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するとされる経済指標で、これらを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあるようだ。

 セクターでは、輸送用機器、陸運業、サービス業が上昇率上位となっている一方、証券商品先物、鉱業の2業種が下落している。東証プライム市場の売買代金上位では、F&LC<3563>、リクルートHD<6098>、OLC<4661>、JR西<9021>トヨタ<7203>メルカリ<4385>ソシオネクスト<6526>、JR東海<9022>、ソニーG<6758>、ゼンショーHD<7550>が高い。一方、キーエンス<6861>ヤマハ発<7272>三菱重<7011>ディスコ<6146>、ソフトバンクG<9984>日本郵政<6178>、みずほ<8411>商船三井<9104>が下落している。
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