アジア航、今期経常を一転3%増益に上方修正・最高益更新へ

配信元:株探
投稿:2023/08/10 15:00
 アジア航測 <9233> [東証S] が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の連結経常利益は前年同期比17.7%増の31.6億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の26.8億円→28.2億円(前期は27.4億円)に5.2%上方修正し、一転して2.8%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常損益も従来予想の19.3億円の赤字→17.9億円の赤字(前年同期は11.1億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(3Q)の連結経常損益は14.5億円の赤字(前年同期は11.6億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-25.1%→-30.5%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2023年9月期累計期間の連結業績予想につきましては、第2四半期累計期間以降も国土強靭化対策や脱炭素関連の取り組みによる官公庁や民間等からの大型受注案件の売上が順調に推移したことから、売上高は2022年11月11日発表予想を35億円上回る375億円となる見込みとなりました。利益面につきましては、売上高の増加により、営業利益については1億50百万円、経常利益については1億40百万円それぞれ同発表予想を上回る見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益については、投資有価証券評価損の計上等により、同発表予想から変更はない見込みとなっております。 なお、2023年9月期末の配当予想につきましては、1株につき30円とし、現時点において2022年11月11日発表予想からの変更はございません。[業績予想等に関する注意事項] 本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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