午後:債券サマリー 先物は反落、30年債入札結果は低調
6日の債券市場で、先物中心限月9月限は3日ぶりに反落。米長期金利の上昇が影響したほか、この日に実施された30年債入札が低調な結果となったことが重荷となった。
5日の米長期債相場は続落(金利は上昇)した。米連邦準備理事会(FRB)が公表した6月13~14日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、複数の参加者が利上げの継続を支持していたことが明らかとなり、米金融引き締めの長期化観測が一段と強まった。これを受けた東京市場の債券先物は売り優勢でスタート。その後は日経平均株価の下落を手掛かりに下げ渋る場面もあったが、この日の時間外取引でも米長期金利が上昇していたことから買いは続かなかった。午後に入ると、財務省が実施した30年債入札の結果を受けた売りが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が35銭と前回(6月6日)の14銭から拡大し、応札倍率が3.03倍と前回の3.08倍をやや下回ったことが嫌気され、先物は午後1時40分ごろに一時148円49銭まで下押した。
先物9月限月の終値は前日比19銭安の148円57銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.400%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
5日の米長期債相場は続落(金利は上昇)した。米連邦準備理事会(FRB)が公表した6月13~14日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、複数の参加者が利上げの継続を支持していたことが明らかとなり、米金融引き締めの長期化観測が一段と強まった。これを受けた東京市場の債券先物は売り優勢でスタート。その後は日経平均株価の下落を手掛かりに下げ渋る場面もあったが、この日の時間外取引でも米長期金利が上昇していたことから買いは続かなかった。午後に入ると、財務省が実施した30年債入札の結果を受けた売りが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が35銭と前回(6月6日)の14銭から拡大し、応札倍率が3.03倍と前回の3.08倍をやや下回ったことが嫌気され、先物は午後1時40分ごろに一時148円49銭まで下押した。
先物9月限月の終値は前日比19銭安の148円57銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.020%上昇の0.400%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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