住友大阪は75日線足場に上放れ、今期最終損益の大幅増額を材料視
住友大阪セメント<5232.T>が続伸、75日移動平均線を足場に上放れる動きをみせている。業績はトップラインが拡大基調を維持していることに加え、セメント販売価格の値上げ効果が利益採算改善に貢献している。そうしたなか、同社は28日取引終了後に24年3月期最終損益見通しの修正を発表、従来予想の60億円から95億円(前期は57億1900万円の赤字)に大幅増額した。保有する上場有価証券1銘柄の売却に伴う売却益計上に伴うものだが、同社は政策保有株式の純資産に占める割合を今期に20%未満とすることを目標としており、その方針の一環としている。最終損益の上方修正により一株利益は277円強に達し、PERの低下を材料に買いを誘導している。また、PBRも0.7倍前後と割安感がある。
出所:MINKABU PRESS
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